プリウスと自動車保険

私の妻が井戸端会議で「お年寄りがプリウスで事故をよく起こしているから、プリウス自動車保険は高くなっている。」という話を聞いてきました。どうも、きちんとした根拠も裏付けもない話らしくて、本当かな?と思っているようでした。
保険関係者でなくても自動車保険の型式別料率クラスを知っている人なら、すぐに実際にはどうなのかわかる話ですね。
そこで、プリウスの名誉のため(冗談)に、損害保険料率算出機構の型式別料率クラス検索でプリウスの型式別料率クラスを調べたうえで、妻にはプリウスだから殊更高いと言うほどは高くはないと説明をしておきました。
 
ここからは、せっかく調べたので、備忘的なメモです。
プリウスで一般的なのは、ZVW30 あるいは ZVW50 か ZVW51 だろうと思います。
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model/
2019年の型式別料率クラスを↑のサイトで調べた結果は次のとおりでした。
ZVW30 対人 5 対物 5 搭傷 5 車両 5
ZVW50 対人 4 対物 5 搭傷 4 車両 5
ZVW51 対人 6 対物 3 搭傷 4 車両 4
これでちょっと不思議なのは、ZVW51は対人が 6 と高いのに、対物が 3 と低いことです。モノにはぶつけにくいけど、人はひきやすいなんてことがあるのだろうか…。
 
参考までに、ノ-ト(E12)、セレナ(GC27)、アクア(NHP10)、シエンタ(NSP170G)、ヴォクシー(ZWR80G)、フィット(GK3)は以下のとおりでした。
E12   対人 4 対物 4 搭傷 4 車両 3
GC27   対人 4 対物 3 搭傷 4 車両 4
NHP10  対人 5 対物 5 搭傷 5 車両 4
NSP170G 対人 2 対物 3 搭傷 4 車両 4
ZWR80G  対人 4 対物 4 搭傷 4 車両 5
GK3   対人 4 対物 4 搭傷 4 車両 3
ついでに、古いけど損保会社が引き受けに難色を示しそうなS2000(AP1)、シルビア(S14)、スカイラインGT-R(BNR34)、ランサーエボリューション(CT9A)も調べてみました。
AP1  対人 5 対物 4 搭傷 6 車両 7
S14  対人 6 対物 6 搭傷 5 車両 8
BNR34 対人 3 対物 1 搭傷 4 車両 8
CT9A  対人 7 対物 5 搭傷 4 車両 7
ピックアップした型式は、車両料率クラスが高いのが共通しています。
 
余談ですが、型式別料率クラスは2020年より、自家用普通自動車・自家用小型自動車については9クラスから17クラスに細分化され、自家用軽四輪自動車について新規に3クラスで導入されるとのことです。
https://www.giroj.or.jp/ratemaking/automobile/vehicle_model_2020.html