がんに対する自由診療(先進医療、患者申出療養を除きます)を支払対象としている各社のがん保険を調べてみました。
セコム損保
商品
自由診療保険メディコム(新ガン治療費用保険)
対象となる自由診療
都道府県がん診療連携拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、国立研究開発法人国立がん研究センター、大学附属病院、地域がん診療病院、特定領域がん診療連携拠点病院、小児がん拠点病院、小児がん中央機関、がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院、特定機能病院またはセコム損保と協定した協定病院における自由診療
保険金額(支払限度額)
入院の場合は無制限、通院の場合は2,000万円
備考
「セコム損保のがん保険の改定(2025年5月)」(2025.4.5)で取り上げた商品です。
SBI損保
対象となる自由診療
米国国立がん研究所もしくはNational Comprehensive Cancer Networkのガイドラインに定める診療またはSBI損保が設置した癌専門医委員会(第三者の医療専門家により構成されるがん治療の有効性を評価するための委員会)において有効と判断された診療に該当する自由診療
保険金額(支払限度額)
入院の場合は無制限、通院の場合は1,000万円
なないろ生命
商品
なないろがん治療保険極(がん治療サポート保険(無解約返戻金型)(2022))
対象となる自由診療
次の3つすべてを満たす自由診療
- がん細胞の発育・増殖の抑制、消滅、破壊を目的に使用された医薬品
- 欧米で承認された医薬品(FDA,EMA)でがん治療に有効と認められたもの
- WHOの解剖治療化学分類方の医薬品分類で次に分類されるもの
L01.抗悪性腫瘍薬
L02.内分泌療法(ホルモン療法)
L03.免疫賦活薬
L04.免疫抑制薬
L10.治療用放射性医薬品
保険金額(支払限度額)
1か月あたり10万円/20万円/30万円(契約時に選択)
東京海上日動あんしん生命
商品
あんしんがん保険(がん治療保険(無解約返戻金型))の がん特定治療保障特約
対象となる自由診療
都道府県がん診療連携拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、特定領域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院、がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院、小児がん中央機関、小児がん拠点病院における所定の自由診療
保険金額(支払限度額)
保険期間を通じて1億円
ネオファースト生命
対象となる自由診療
次のいずれかの自由診療(がん放射線治療・抗がん剤治療自費診療上乗せ給付特則の場合は、抗がん剤によるものを除きます。)
- 厚生労働大臣によりがんを適応症として承認されている抗がん剤を、医療機関でがん細胞の発育・増殖の抑制、破壊を目的に使用された場合
- 厚生労働大臣により指定された都道府県がん診療連携拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、特定領域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院、小児がん中央機関、小児がん拠点病院および国立がん研究センターにおける手術もしくは放射線治療を受けた場合、または抗がん剤治療を伴う入院、通院をした場合
保険金額
がん治療給付金額×給付倍率
1か月に1回限り、通算の支払限度は24回
FWD富士生命
対象となる自由診療
厚生労働大臣により指定された都道府県がん診療連携拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、特定領域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院および国立がん研究センターにおける所定の抗がん剤またはホルモン剤による自由診療
保険金額
保険期間通算で3,000万円(主契約の保険期間)
メディケア生命
対象となる自由診療
- がん細胞の発育・増殖の抑制、消滅、破壊を通じて、がんの治療、再発予防、症状緩和、延命を目的とする評価療養
- がん細胞の発育・増殖の抑制、消滅、破壊を通じて、がんの治療、再発予防、症状緩和、延命を目的とする療養で、それが倫理的・科学的に妥当であること等を審査する機関の審査を受け、メディケア生命が規定する特定病院の長に実施を許可された療養
保険金額
1つの診療計画あたり3,000万円
保険期間を通じて1億円
備考
保険期間が終身であるという特徴があり、「メディケア生命のがん自由診療の保障(1)」(2025.5.15)および「メディケア生命のがん自由診療の保障(2)」(2025.5.15)で取り上げています。
チューリッヒ生命
商品
終身ガン治療保険プレミアムZ(無解約払戻金型終身ガン治療保険(抗がん剤保障))
対象となる自由診療
欧米で承認されたがんの発育・増殖の抑制、破壊を目的とする薬剤で、WHOの解剖治療化学分類方の医薬品分類で次に分類される薬剤を用いる自由診療
L01.抗悪性腫瘍薬
L03.免疫賦活薬
L04.免疫抑制薬
L10.治療用放射性医薬品
保険金額(支払限度額)
基準給付月額×120・支払月数通算12か月
メットライフ生命
開示されている重要事項説明書や約款がないので、詳細は不明です。
対象となる自由診療
がん診療連携拠点病院等または日本臨床腫瘍学会認定研修施設(これらと同等とメットライフ生命が認めた病院を含む。)における自由診療(遺伝子パネル検査を除く。)または患者申出療養もしくは評価療養
| がん診療連携拠点病院等 | 都道府県がん診療連携拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、国立研究開発法人国立がん研究センター、特定領域がん診療連携拠点病院、地域がん診療病院、小児がん拠点病院、小児がん中央機関、がんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院、特定機能病院 |
|---|---|
| 日本臨床腫瘍学会認定研修施設 | 公益社団法人日本臨床腫瘍学会によって 認定研修施設と認められた施設 |
保険金額(支払限度額)
保険期間通算で1億円
朝日生命
商品
保険王plus(5年ごと利差配当付医療保険(返戻金なし型)(2010)/5年ごと利差配当付医療保険L(返戻金なし型)(2011)/5年ごと利差配当付医療保険(返戻金なし型)(2015)/無配当生活習慣病保険(返戻金なし型))の がん自由診療特約(無配当がん自由診療特約(返戻金なし型))
対象となる自由診療
- がん細胞の発育・増殖の抑制、消滅、破壊を目的に使用された医薬品
- WHOの解剖治療化学分類方の医薬品分類で次に分類されるもの
L01.抗悪性腫瘍薬
L02.内分泌療法(ホルモン療法)
L03.免疫賦活薬
L04.免疫抑制薬
L10.治療用放射性医薬品
- 欧米で承認された医薬品(FDA,EMA)でがん治療に有効と認められたもの、または、患者申出療養による療養として使用された医薬品
保険金額(支払限度額)
1か月あたり、契約時に定めたがん自由診療給付金月額(50万円または100万円)(定額)で、通算30か月限度