2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自動車保険比較サイト調べ

ネット上の保険の情報元として、以下のものがあると思います。 A.保険会社のサイト B.業界団体,監督官庁のサイト C.代理店のサイト D.マスコミのサイト E.代理店以外の会社,個人のサイト 個人的には、A,Bは内容につき信頼できるけど、C,D,Eはピンキリだと…

明治安田生命の特約保険料返戻漏れ

明治安田生命で特約保険料で、本来は契約者へ返戻する分につき返戻していなかったという障害があったとニュースリリースされていました。 なお、リリース資料によると返戻されなかった原因はシステムにあるとされています。 「特約保険料の未精算金のご返金…

地震保険の改定

やっと地震保険が改定されました。 というのも、今までは、 A,B構造,特,1,2級⇒イ構造 C,D構造,3,4級⇒ロ構造 だったのが、先般の火災保険の改定で、火災保険の耐火,準耐火ならイ構造、非耐火ならロ構造という単純な関係でなくなってしまいました。従って、…

問合せ窓口の格付け

HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が、生保業界と損保業界の問合せ窓口に関する格付けを出しています。 なかなか興味深い内容です。 「[損害保険業界] 企業毎分析結果」 http://www.hdi-japan.com/kakuzuke/ka_200809_k.asp http://www.hdi-japan.com/kakuzuke/ka…

日本興亜損保の次期中期計画骨子

日本興亜損保の現在の中期経営計画「KAKUSHIN(革新・核心・確信)」は、2008年度が最終年度です。対サウスイースタンのこともあるのでしょうか、早々に次期中期計画の概要を同社サイトに掲載していました。 てっきり、どうにでも取れる玉虫色の文章がごちゃご…

業界横並びと各社マターの境目(自動車保険の事故カウント)

自身の覚書と整理を兼ねて、損保業界共通の部分と各社マターの部分をさくっと書くことにします。 リテール分野の自動車保険といえば、ノンフリート契約です。ノンフリート等級制度では、一般的には事故を起こすと1件あたり3等級(共済は基準が異なることが…

eメールで保険募集する場合の注意の追加(其の弐)

「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」(特定電子メール法)改正の施行が 12/1 からという話を11/22の「eメールで保険募集する場合の注意の追加(其の壱)」で書きました。実はそこで書こうと思っていたのですが、改正された「特定電子メール法」について…

格付会社とその格付と金融庁

トリプルAの AIG が実質破綻したことによって、格付会社の格付は本当に信頼できるのか?格付会社に対する規制や監査が必要ではないか?と問題視されています。 会社の信用度を見る上で格付は利用されており、これをまったく利用しないようにすることは損保…

eメールで保険募集する場合の注意の追加(其の壱)

昨今は、紙媒体のパンフレットやテレビCMだけでなく、Webサイトやeメールを利用しての募集行為も行われているので、インターネット固有の法律や規制についても知っておく必要が出てきました。保険屋というのは紙大好き人間が多く、業界として古い体質が結構…

生保のADR最新事例

最近、金融機関のADR(裁判外紛争解決)が金融審議会で話題になっているようです。 そう思っていたところに、生保のADRに関するリリースがあったので軽く見てみました。 「「ボイスリポート(苦情受付状況)」(平成20年7月〜9月)を掲載しました 」 htt…

オール電化割引と火災リスク

大抵の損保の火災保険に、「オール電化割引」というのがあります。 名前のとおり、これの適用が認められると保険料が割引になるというものです。ただし、損害保険料率算出機構が認可申請した割引ではなく、各損保の独自に定めた割引なので、割引の正式名称や割…

日本興亜損保の自動車保険改定(其の五)

今回のトピックは、「日本興亜損保の自動車保険改定(其の四)」の最後で触れた付帯サービス(くるまの安心サービス)と普通保険約款の事故・故障付随費用条項がカーBOX(くるまの総合保険)2008年12月改定でどうなったのかについてです。 - 普通保険約款の「事故…

日本興亜損保の自動車保険改定(其の四)

日本興亜損保のカーBOX(くるまの総合保険)が今年12月始期から改定されることはニュースリリースの時点で「日本興亜損保の自動車保険改定(1)」などで取り上げましたが、同社サイトの内容がいつの間にか改定後のものに変わっていたので改めて気づいた点につい…

自動車保険の型式別料率クラス

自動車保険の保険料に影響を与える要素として、「型式別料率クラス」(以後、料率クラスと書きます)というものがあります。 あまり耳慣れないものですが、結構大きなインパクトがあります。なぜなら、これの影響で最大約4倍もの保険料格差が生じるからです。例…

アニコムの帳票表示誤り

アニコムで帳票の表示誤りがあって、そのことが公開されていました。 「診療記録簿の番号表示誤りについてのお詫び」 http://www.anicom-sompo.co.jp/topics/topics_081112.html (アニコム損害保険株式会社 トピックス 2008.11.12) 1.表示誤りの内容 診…

保険の基本問題に関するWG(9/16)(其の弐)

9/16 に開催された金融審議会 第二部会−保険の基本問題に関するワーキング・グループ(以下、WGと書きます)の議事要旨がようやく公開されました。9/17のブログで適当に推測した内容は、保険募集に関してほんの一部のみ当たっていたのみで、支払に関してはさ…

損害保険料控除と募集時の話法

火災保険に関しては、昨年から損害保険料控除がなくなって、地震保険料控除になりました。そのことに関して、OKWave にちょっと考えさせられる質問がありました。 「QNo.4424794 保険やさんとの口約束はどこまで契約に影響はでるのですか?」 http://okwave.…

AHD-高齢者向け傷害保険?生命保険?

アメリカンホーム保険会社(以下、AHD と書きます)が、ちょっと変わった傷害保険を出しました。 「シニア向け長期保障傷害保険 『人生よろこんで』を販売開始」 http://www.americanhome.co.jp/news/20081104.html (アメリカンホーム保険会社 ニュースリリー…

日本震災パートナーズのミニリスタのWeb引受

日本震災パートナーズ株式会社は地震リスクに対する保険として「地震被災者のための生活支援費用保険」をミニリスタ というペットネームで販売しています。 これを見積から締結までインターネットのみでの引受を可能にして、11/1 から募集しています。 なお…

地震リスクと保険

リテール分野において、地震リスクを担保するものと言えば、「地震保険」「地震火災費用」です。「地震火災費用」は単品で存在するのではなく、火災保険の補償範囲の一部として担保されます。 他にも、地震危険拡張担保特約(以下、拡担と書きます)があります…

明治安田生命の個人情報流出(其の弐)

10/28のブログ「明治安田生命の個人情報流出」で書いた件について、追加の情報がありました。情報流出範囲が実は過去にも及んでいたという内容です。 私の勘では、たぶんこの件についてこれ以上の情報流出範囲が広がったというニュースリリースは出てこない…