生保のADR最新事例

最近、金融機関のADR(裁判外紛争解決)が金融審議会で話題になっているようです。
そう思っていたところに、生保のADRに関するリリースがあったので軽く見てみました。
 
「「ボイスリポート(苦情受付状況)」(平成20年7月〜9月)を掲載しました 」
http://www.seiho.or.jp/contact/pdf/consultation/voice/No.12.pdf
(社団法人生命保険協会 Information 2008.11.21)
 
7ページから「裁定審査会における紛争解決支援の状況」となっており、裁定審査会に持ち込まれた具体的な苦情内容とその裁定結果を見ることができます。この部分がADRです。
ちなみに、裁定審査会というのは、一応中立機関のようです。↓に記載があります。
http://www.seiho.or.jp/contact/arbitration.html
 
結果として生保会社側に有利な結論が出たとしても、それを出すまでの労力を考えるとそうそう喜んでもいられないでしょう。仮に、むちゃくちゃな申し立てであったとしても。
結論がどうなのかはともかく、どういう点が苦情になったのかを見る上で参考になります。
さすがに生保だけあって、20年以上前に起因する案件もいくつかあります。
勿論、販売側にとっても自分の身を守るには、どうすれば良いのかという観点でも役に立ちそうです。でも、あんまりそこをガチガチにやるのも、責任回避ばかりしているみたいになって見苦しいのですが。