AIU は紙が好き？

AIU保険会社にて顧客情報の紛失のプレスリリースが出されていました。
　
「お客様情報の紛失について」
http://www.aiu.co.jp/about_us/press/08_08_08.htm
（AIU保険会社　Press Release　2008.8.8）
　
確か、顧客情報の紛失は件数に関わらず、個人情報漏えいの不祥事として金融庁に報告するルールになっていたかと思います。
その対応の一環として、プレスリリースに踏み切ったのでしょう。
紛失の経緯を読むかぎりでは、AIU に重度の落ち度があったとは思えません。
　
それはともかく、どうも腑に落ちないことがあります。
紛失したデータは、保険金や返れい金をファームバンキング(ＦＢ)にて支払うための伝送データをプリントアウトしたもののようです。
リリース内容のデータ項目や「記載されている情報」に契約者氏名（カタカナ）ではなく、氏名（カタカナ）とあることから、そのことは推察できます。
普通、このデータは磁気媒体か伝送で銀行に送り、そこから銀行側の処理で保険金受取人等の口座に振り込まれます。
AIU がその明細を紙に印刷する必要性はないと思います。
いったい何故、何のために紙に印刷しているのでしょうか？なんとなく、無駄なことをしているような気がします。