日本興亜損保とチューリッヒの業務提携

日本興亜損害保険株式会社チューリッヒ保険会社が業務提携を行うことを検討している旨のニュースリリース日本興亜損保からされました。
なお、現時点においてチューリッヒのサイトには、本件について何も触れられていません。
 
チューリッヒ保険会社との業務提携の検討開始について」
http://www.nipponkoa.co.jp/news/whatsnew/2008/news2008_12_05_kentou.pdf
日本興亜損害保険株式会社 ニュースリリース 2008.12.5)
 

弊社は、自社の持つ競争優位性を最大限に活用し革新的、且つお客様から支持される方法を探求する中で、グローバルマーケットにおいて有数の保険会社であるチューリッヒ保険会社と、日本における事業提携の機会を探ることとなりました。業務提携の検討対象分野につきましては、主に日本の企業保険分野を想定しています。

チューリッヒと言えば自動車保険のダイレクト販売で有名ですし、日本興亜損保そんぽ24という自動車保険のみを扱っているダイレクト系損保を持っています。てっきり、日本興亜損保が不振のそんぽ24を契約ごとチューリッヒに身売りするのかと思ったのですが、そういう話はまったく書かれていませんでした。
チューリッヒが日本でホールセールをしているなんて、これを見るまで知りませんでした。ディスクロージャー誌を見ると2007年度は自動車保険は収入保険料の63%ということなので、思っていたよりも自動車保険の比率は低いようです。
 
↑の内容だけでは、具体的に何をするのか不明です。何かしようとしているというポーズの意図でリリースしているのかもしれません。勿論、ポーズの相手はサウスイースタンでしょう。深読みすれば、チューリッヒニュースリリースを現時点で出していないのは、ポーズをとる必要がないからと考えられます。