週刊ダイヤモンド(3/14号)保険特集

週刊ダイヤモンドの最新号(3/14号)は「まだまだあった!保険のムダ」というタイトルで、生保・損保に関する特集があります。見出しと目次は↓のとおりです。

家計に占める保険料の比重は大きい。ムダがあるなら見直したい。そこで、ムダをわかりにくくしている巧妙な商品設計や販売のワナを徹底解明。破綻によって損害を受けないために、保険会社の安全度もチェックした。

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Part 1 保険販売のワナ
 保険の営業現場はワナだらけ? 言葉巧みな勧誘のテクニック
 Column 「約款は契約時に渡すもの」 情報公開に消極的な生保の姿勢
 市場縮小、チャネル交代が進む 迷言、珍言続出! 生保営業の現場
 乗り合い代理店バブル発生 提案力はピンキリで注意が必要
 代理店の手数料を初公開! 儲けの仕組みを知れば騙されない
 Column 保険商品全面解禁から1年の銀行窓販
Part 2 巧妙な商品設計
 死亡保険金額3000万円で月の保険料は2倍の格差!
 お宝保険は加入年でチェック 割高な保険は正式名称で見抜く
 プロが選んだ 自分が入りたい保険・入りたくない保険
  死亡保障 保険料が劇的に安いネット生保 複雑なうえ割高な大手生保
  医療保険 「キュア」「エヴァー」と肩を並べた先進医療に強い「健康のお守り
  ガン保険 サービスの質でしのぎを削るアフラック東京海上あんしん
 自動車保険 クルマ離れで伸び悩む大手 節約志向が高まり直販系が躍進
 火災保険 万一に備えてここをチェック! 節約には補償見直しや割引活用
Part 3 危ない保険会社
 朝日と三井も前途多難 生保の安全度ランキング
 Interview 日本経済研究センター理事長●深尾光洋
 Interview 三井生命保険社長執行役員●西村 博
 Interview 朝日生命保険社長●佐藤美樹
 基本給アップで既存客重視 明治安田生命の改革の前途
 Interview 明治安田生命保険社長●松尾憲治
 Column 生保・損保破綻で、あなたの契約はどうなる?
 Column 代理店の破綻で発覚した巨額不正契約の実態
 3社統合は課題山積みでも再編機運が高まる損保業界の事情
 Interview 三井住友海上グループホールディングス社長●江頭敏明
 Interview あいおい損害保険社長●児玉正之/ニッセイ同和損害保険社長●立山一郎
 注目は日本興亜と損保ジャパン 生損保入り乱れる再編へ突入
 Interview 日本興亜損害保険社長●兵頭 誠
 Interview 東京海上ホールディングス社長●隅 修三/損保ジャパン社長●佐藤正敏

実は、昨日、買ってきて読みました。
それってどうなの?と思える箇所や偏った見方をしている箇所もありますが、参考になる箇所も少なくありません。
生保に関する記事の方が多いのと、記事の切り口も生保の方が面白いのが、残念です。「Part 1 保険販売のワナ」は生保のみの話題となっていますが、ほとんど同じ切り口で損保についても記事が書けるはずです。当然、切り口を同じにしても、その内容には違いが出てくるでしょう。大体、想像もつきますけど。
 
「Part 3 危ない保険会社」は、世間で言われてきたことのおさらいのようなまとめになっています。一部、ニュースなどでは出てこない社内事情等がぽろっと出ている点が目新しいです。
破綻の危機は生保業界の方が深刻なため、危ない保険会社の話題は生保ばかりです。でも、これは仕方ないです。この記事全体の書きぶりでは、総合得点では下から4番目の朝日生命保険相互会社が一番危ないと読めます。私もそう思います。
逆に合併や統合の話は、さすがに損保の話題ばかりです。これも当然と言えば当然です。せっかくなので、サウスイースタン・アセット・マネジメントにも取材して、それを記事にすれば興味深いものになったのにと思います。