保険の基本問題に関するWG(5/22)資料

5月22日に開催された金融分科会第二部会 保険の基本問題に関するワーキング・グループの資料が公開されています。
「保険の基本問題に関するワーキング・グループ(第52回)議事次第」
http://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/dai2/siryou/20090522.html
金融庁 審議会・研究会等 > 金融審議会 > 議事録・資料等 2009.5.25)
 
資料の中身とこれまでの議論から察するに、おそらく解約返れい金と募集の関係について議論されたものと思われます。解約返れい金で問題になるのは、どちらかと言えば生保の分野と思います。昔のように損保でも積立が盛んだったら同じような議論になるかもしれませんが、今では衰退しているので議論の対象とならないかと思います。
解約返れい金で問題と認識されているのは、募集時にきちんと返れい額あるいは計算方法を説明しているかどうかという点のようです。トラブルになるのは、解約した時ですが、それは募集時にきちんと説明されていないことに起因するためです。
 
個人的には、新契約時の解約返れい金の提示をするのは比較的簡単だと思っていますが、異動や転換の場合も提示するということになったらちょっと大変だと思います。しかし、契約者の立場からすると寧ろ異動や転換時こそ比較・検討のために必要です。それがきちんとできれば、資産が目減りするような悪質な生保本位の転換は減少すると思います。