損保ジャパンと日本興亜損保の経営統合

株式会社損害保険ジャパン日本興亜損害保険株式会社が「経営統合に向けての契約書」を本日締結した旨が公表されました。
内容は概ね、先週末に既にマスコミにリークされていたものと同じで、特段目新しいものはありませんでした。
「「経営統合に向けての契約書」の締結について」
http://www.sompo-japan.co.jp/news/download/20090729_1.pdf
(株式会社損害保険ジャパン ニュースリリース・トピックス 2009.7.29)
「「経営統合に向けての契約書」の締結について」
http://www.nipponkoa.co.jp/news/whatsnew/2009/news2009_07_29_keieitogo.pdf
日本興亜損害保険株式会社 ニュースリリース 2009.7.29)
 
それにしても、共同持株会社の商号が NKSJホールディングス株式会社 というのは芸がなさすぎです。
海外進出した場合にされるかもしれないやりとりを想像してみました。
「NKSJホールディングス株式会社のXXです。どうぞよろしく」
「こちらこそ、よろしく。ところで、NKSJにはどんな意味が?」
「日本 興亜 損害保険 ジャパン の頭文字です。」
「(随分とナショナリズムな会社のようだ…)」
全くなじみのない名称にするのは確かにリスクがあるかもしれませんが、NKSJという名を付けるよりはマシだと思います。
ちなみに、3月13日に「日本興亜損保と損保ジャパンの統合(其の弐)」で書いたとおり、3月の合意の時点では名称について↓のように言及していました。

(3)共同持株会社の社名
「新グループ」にふさわしい新名称といたします。

つまり、NKSJがそのふさわしい新名称だと損保ジャパンと日本興亜損保は考えているということになります。