東京海上日動の自動車保険支払い漏れ(続)

このブログは世の中の動きから出遅れてばかりで、またちょっと出遅れの内容ですが…
東京海上日動の自動車保険支払い漏れ」(2014.2.16)で書いた件について、東京海上日動火災保険株式会社が再びニュースリリースを出しました。
自動車保険「臨時費用保険金」のお支払いに向けた対応について」
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/j0201/pdf/140217.pdf
東京海上日動火災保険株式会社 ニュースリリース 2014.2.17)
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残念ながら約款の詳しい内容は不明なので前回のブログが正しいという前提で改めて私の考えを書いておきます。
2008年7月以降は、臨時費用は実際の費用の発生有無は問わないとのことなので、約款も支払運用も下図のようになっており、整合していました。

また、2003年6月以前は、請求教示が的確に行われていたなら、約款も支払運用も下図のようになっており、やはり整合していました。勿論、請求教示が的確に行われていなければ、その点は不親切であるとの誹りは免れませんけど。

一方で、2003年7月〜2008年6月は、約款は2番目の図のようになっているにも関わらず、支払運用は1番目の図のようになっており、整合していませんでした。ただ、これは不必要な支払いの発生の可能性は出てしまいますが、不払いは生じないので大きな問題にはならないでしょう。
そして、今回、約款と支払運用の整合している2003年6月以前について不払いの可能性があると騒がれました。上で書いたとおり、請求教示が的確に行われていたなら特に問題はないのではないかと思います。
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これが今更取り上げられたのは、東京海上日動の内情を知る社内あるいは退社した者が同社を貶めようとして起こしたことのような気がしてなりません。