自分の車で見積もり 大手損保編

ダイレクト系損保でやったのと同じように、自分の車の条件で大手損保のサイトで自動車保険の見積もりをしてみました。
どうもどの会社もこの見積もりのままで契約をとる意思はないようで、見積もり保険料を出すまでの選択項目がすごく少ないし、契約の申し込みはできません。特約も絞られていますし、ちょっと外れたことをしようとすると選択肢がない状態です。
この見積もり機能はあくまで目安と考えた方がよさそうです。
 
今回も各社のサイトに直接行って試算した結果を、保険料が安い順に並べてあります。
なお、一番安かった損保ジャパンでも、ダイレクト系で最も高かったチューリッヒすら保険料では全然及びません。
ただし、職場などの団体契約で団体割引がきくケースだと追いつく可能性があります。
 
損保ジャパン<東京海上日動<<ニッセイ同和<日本興亜損保<<三井住友海上
評価外:あいおい損保
 

株式会社損害保険ジャパン(個人用自動車総合保険)

InternetExplorer 5.5/6.0/7.0
前契約が6等級未満は不可です。
直近3か月のみ見積もり可能のようです。つまり、7月現時点では、7〜9月始期しか見積もりできません。
保険料の見積もり画面に担保する補償も同時に出ているので、何が担保されるのか分かり易いです。さすがに免責事項までは出ていませんが、スペースの関係上仕方ないところでしょう。
車両保険金額はフリーで入力できますが、車価表の範囲外の金額にすると保険料計算時にはじかれます。
運転者限定と年齢限定の○×表が出るのもなかなか良いと思います。補償範囲としてこれは非常に重要なことなのに、特約の条文からはすごく読みにくいからです。
 

東京海上日動火災保険株式会社(総合自動車保険

InternetExplorer 5.0以上
前契約が6等級未満は不可です。
車両保険金額は車価表の中央値を持ってきているようで、そこから変更は一切できません。他の保険金額や免責金額も選択肢をかなり絞っています。これは保険料水準の目安を知るための機能と割り切って、実際に契約するときは代理店とよく相談する必要があります。
ロードサービスが特約になっています。ネットではこれは強制付帯になっています。
損保ジャパンと同様に、運転者限定と年齢限定の○×表が出ます。
 

ニッセイ同和損害保険株式会社(ふれ愛工場パーソナル自動車保険

ココはブラウザの制限の記載がありませんでした。Sleipnir で動作したので、それでやってます。
サイトの作りがユニークで、フレームで分けられた右側に常に用語の説明が出ます。手間をかけさせずに用語を見せる方法として優れています。(大抵の会社は用語をクリックすると別ウィンドウが開くようになっています。)
直近45日以内でないと見積もりできないという制限があります。
前契約が6等級未満は不可です。
それと前契約の証券番号の入力を要求します。そこには半角数字しか入りません。証券番号に英字を使っている会社もあるのですが…
低公害車なのにそれがハネられてしまったりもしますが、どうせ見積もりをするだけなので、そのくらいの不備は目をつぶってもよさそうです。
ココは例外的に保険金額や免責金額の選択肢が多いです。見積もりの後は代理店経由で契約の手続きをするようですが、どうもほとんどこのまま契約することができるように作っているように思えます。
 

日本興亜損害保険株式会社(くるまの総合保険)

InternetExplorer 5.5以降
ココは、Sleipnir でも動作してしまいました。
前契約が6等級未満は不可です。
見積もり結果は、保険期間1年の一時払と分割払(12分割)だけでなく、積立と長期分割についても年払と月払を表示するようになっています。今どき積立はあまり期待していないでしょうけどが、長期分割は保険会社にとってはおいしいかもしれません。その期間は掴んでいられるし、契約時に必要は細々とした説明の回数を減らせますから。契約者としては継続時の手続きの手間が省けるくらいで、保険料のメリットはほとんど感じられないです。もともとこの会社の保険料が高いので。
見積もり画面の先がないのも気になります。ネットで契約できないのは普通ですが、この情報を保険会社に送信して、代理店を紹介するという流れにもなっていませんし、見積もり結果の保存もできないようです。
 

三井住友海上火災保険株式会社(クルマの保険)

InternetExplorer 5.5/6.0/7.0,Netscape Communicator 4.73以上,Netscape 7.0以上
前契約が5等級未満は不可です。
最初に出る見積もり結果の画面は、担保内容固定で一切いじれません。自分で調整するにはフリープランのボタンを押した先でやることになります。車両保険金額や特約は好みで調整するのが普通でしょうから、ここはちょっと手間です。というか、ネットで自分で試算するメリットの1つは、条件を変えたときに保険料がどうなるのかをすぐに確認できることなのに、そこを分かってないのではないかと思います。(保険会社の押し付けだけを見せられても意味がないんですよ。)
 

あいおい損害保険株式会社(個人総合自動車保険

Windows: InternetExplorer 4.5以上,Netscape 6.01以上
Machintosh: InternetExplorer 5.0以上,Netscape 6.01以上
どうでもいいことですが、↑のIE4.5以上というのは、IE5.5以上の間違いのような気がします。
前契約に対する入力項目が大手損保の中では最も多いです。等級に関する入力制限はありませんが、もしかして低等級は最後でハネているかもしれません。見積もりの時点なのに前契約の証券番号まで入力させるのは、やりすぎの感があります。
いろいろ条件を変えて試してみましたが、何をやっても「申し訳ございませんが、本サイトではお見積することはできません。」としか出ません。
一定の条件でブロックをかけているようですが、ハネるときに理由が一切表示されずに最後の最後で「申し訳ございませんが、本サイトではお見積することはできません。」としか出ないのは、不親切としか言いようがありません。単項目チェックなら入力時にハネるか選択不能にしておくか、せめて理由を出すかすべきです。
まったくもって使い物にならない見積もり機能だと思います。