速報の比べっこ

損保ジャパンのサイトのトピックスで営業成績速報が載っているのを見てふと思ったのですが、損保会社は昔からやっていた速報の比べっこを今でもやっているようです。
数日待てば、ちゃんと締めのシステムの処理がなされて、労力をかけずに確報が得られるのに何故未だに速報の比べっこをやっているのか理解に苦しみます。
というのも、締めてもいないのに数値をつかむということは、現場の営業でのシステムに反映していない成績を把握するロードと営業からの成績を集約する本社(本部)のロードが発生するということを意味します。
しかも、そうやってロードをかけて作った数字は2週間もすれば確報が出るので要らないものになります。
 
昔の横並び意識から脱却できないために、どこかの会社が率先して速報の比べっこやめるということもしないし、それどころか無駄とかやめようとかといった考えも思いつかないのかもしれません。
 
P.S.
損保ジャパンが速報をサイトで公開しているという姿勢自体は評価しています。
損保ジャパンは東京海上日動と並んで、大手損保の中では自動車保険の約款も公開している点から、情報開示に積極的な会社だと言えそうです。