損保ジャパンの直営ショップ

損保ジャパンが直営ショップを出すということでニュースリリースしていました。
直営であるという点を除けば、目新しいことは何もない話です。来店型ショップというほどでなくても、都会なら百貨店の中とかに保険代理店のカウンターならちょくちょくあります。
 
「国内損害保険業界初!保険会社直営の来店型保険ショップ開設新しいウィンドウが開きます」
http://www.sompo-japan.co.jp/news/download/200809021400.pdf
(株式会社損害保険ジャパン ニュースリリース 2008.9.2)
 

最近はお客さまの保険に対するニーズも多様化し、「専門家に相談したい」「自分の都合の良い時間に相談したい」「自宅や職場には訪問してほしくない」というお客さまが増えてきており、保険代理店や生命保険会社が来店型保険ショップを出店するケースが増えています。
損保ジャパンでは、今後、お客さまの来店型保険ショップへのニーズが高まるとともに、損害保険代理店による出店も増えていくものと考えています。そこで、損保ジャパンは、来店型保険ショップの運営を直接手がけることで、お客さまの利便性向上を図り、あわせて来店ニーズや店舗運営のノウハウを把握・検証・蓄積して損保ジャパンの代理店支援に活用していきたいと考え、直営店舗を開設することとしました。

直営で店舗を出すことについて↑の理由を挙げていますが、必然性を感じられなく、どうも動機として希薄な印象を受けます。
費用も当然かかりますし、既存代理店からの反発もあるだろうと考えると、そのデメリットに対して、それを帳消しにするようなメリットがあるとはここからは読み取れません。
また、契約者にとってもそれほど魅力的には思えない内容です。
保険というのは、ぶらっとお店に入って衝動で購入(契約)するようなものでもありませんし、そんなことを損保ジャパンも期待していないでしょう。(いや、実はそれを期待して契約を見込んでいるというなら、それはそれで問題かと思います。)
 
本当の狙いはいったい何なのでしょうか?
実はその地域に強力な競合他社代理店が存在するとか?