セゾンの火災保険新商品(其の弐)

先日のブログ「セゾンの火災保険新商品」でセゾンの新商品のことを書いたのですが、昨日同社サイトにこの商品についての詳細がUPされていたので再び取り上げようと思います。
思っていたよりも古い火災保険で、予想が外れた部分が多かったです。
 
ペットネーム:じぶんでえらべる火災保険
正式名称:組立式火災保険
http://www.ins-saison.co.jp/products/fire/eraberu/
( 火災保険 > じぶんでえらべる火災保険 2008.10.27)
 
まず発売時期です。↑に明示されていませんが、ここまで出しているということは今年の10月発売のようです。
 
前回に書いた以下の部分についてです。

この新しい区分の基準が、従来の4区分を単純に切り直しただけなのか、料率機構にて最近OKになった新しい基準なのか気になるところです。

便宜上、前者を現行料率ベース、後者を新料率ベースと書くことにします。
見積もりをしてみると、構造級別の判定に柱と外壁のみの材料と省令準耐火か否かを用いています。それ以外のもの(屋根など)は不問としており、現行料率ベースと新料率ベースの中間のような感じです。ただし、ネットでできるのは概算だけで、実際の契約にあたっては改めて判定すると言っているので、そのときに現行料率ベースと同レベルの基準で判定するのかもしれません。
また、住宅用防災割引の適用があることからすると、明らかに現行料率ベースです。新料率ベースなら、この割引はないはずなので。
従来の火災保険だと地震保険の構造は、A,B構造(耐火)はイ構造、C,D構造(非耐火)はロ構造となりますが、組立式火災保険では耐火構造と判定されても、地震保険がイ構造となるとは限らないことからすると、やや新料率ベースに近いものになっているとも考えられます。
総合的に見ると、現行料率ベースに近いのではないかと思われます。
 
なお、この組立式火災保険は以下の注意書きからすると、住宅物件のみを対象としており、一般物件は対象外です。

●建物は、居住のみを目的とした「専用住宅」が対象となります。
 併用住宅(住宅に店舗・事務所などが併設されているもの)、空家、別荘、事務所などは対象外です。