損保業界再編=前哨戦=(其の参)

朝日新聞の記事によると、日本興亜損害保険株式会社に対して、サウスイースタン・アセット・マネジメントから統合の圧力がかかっているそうです。
 
「米ファンド、日本興亜に損保ジャパンとの統合要求」
http://www.asahi.com/business/update/1229/TKY200812290189.html
朝日新聞 2008.12.30)

 損害保険5位の日本興亜損害保険に対し、筆頭株主の米投資ファンドが3位の損保ジャパンとの経営統合交渉に入るよう求めていることがわかった。損保業界では、2位の三井住友海上グループホールディングスと4、6位の3社による経営統合交渉が表面化したばかり。日本興亜、損保ジャパンともに統合に慎重だが、米ファンドは要求を強めそうだ。
 
 このファンドはサウスイースタン・アセット・マネジメントで日本興亜株の20%超(議決権ベース)を持つ。「物言う株主」として知られ、6月には日本興亜に対し、市場シェア確保に向けて「他社との合併または提携」を要請。株主総会では再編に消極的な兵頭誠社長の続投に反対した。
 
 サウスは8月、損保ジャパン株6.77%を取得して大株主になった。日本興亜に対し、損保ジャパンを候補に統合を要求し始めたのはこのころとみられる。

ただ、この記事だけを信用するのも、ちょっとどうかなという気がします。記事の内容は過去に分かっていた話と憶測がほとんどです。冒頭部分に関してもサウスイースタンに取材しているかどうか怪しいし、仮にしたとしても電話一本でちょっと訊いただけのような感じがします。おそらく、日本興亜損保はこの件についてノーコメントでしょう。
もう1本同じ内容が他のマスコミから出てきたら、多少は信頼度が増しますが。