昨今の火災保険の引受について

OKWave の損害保険のカテゴリを見ていて、ちょっと気になった Q&A がありました。
「手頃な火災保険を教えてください」
http://okwave.jp/qa4620717.html
OKWaveコミュニティー > マネー > 保険 > 損害保険 2009.1.11)
質問内容は、「一般物件(マンションの1室を法人の事務所として貸借)について共済に入っていたが、保険業法の改正で共済で更新できなくなったので、損害保険会社で火災保険に入りたいがどうやって探せばいいか」といった主旨です。
 
一般物件の火災保険に関しては、ネットではあまり見積もりや引受に関する具体的な情報はほとんどないので、ネットで訊くよりも代理店に相談した方が確実です。
しかし、回答を見ていて気になったのですが、ヒマじゃない代理店は現物を見に行かないのが当たり前のようなことが書かれています。保険料取り過ぎ問題で騒がれて契約適正運動があった今でも建物現物を見ずに見積もりして契約をするのがスタンダードなのでしょうか?
保険金額の妥当性は?構造級別の判定は?各種割増引の適用は?このあたりがイマイチ分かりません。特に、住宅物件ならまだしも一般物件となると各種割増引の適用があるので、知らない物件をまったく見ないで引き受けるのは不適正契約に繋がりそうな気がするのですが…
勿論、それが更改契約だったり、不動産関連をやっている兼営代理店で当該物件を既に知っているとかだったりすれば、見るまでもないことは分かりますけど。
でも、新規契約は常に建物現物を見るのがスタンダードだと、来店型ショップの場合は困るかもしれません。
 
ところで、少額短期保険業者にならない特定保険業者は、どんどん契約を手放すことになるので、質問のようなケースがここのところ多く出ていると思います。
特定保険業者は契約を手放すにあたって、どこかの保険会社や代理店に「ウチの契約者をよろしく」といったことをしないのか気になります。いや、これは多分難しいでしょう。許可を得ずにやると個人情報保護法に抵触しますから。
とすると、気付いた営業支社や代理店の掴み取りのような気もします。地方の共済となると、本社で実態を掴んで組織的に対応するにはそぐわないでしょうから。
でも、新規着工件数が伸び悩んでいる中、新規契約のチャンスを逃しているならビジネスとしてもったいないと思います。