自動車保険比較ガイドライン策定

本日の日本損害保険協会定例記者会見を見て知ったのですが、漸く商品比較のガイドラインが公開されました。
流れとしては、8月18日のブログ「保険商品の他社比較(今後の動きは?)」で書いた『次のステップ』がこのガイドラインということになりました。どこかに霧散してしまうのではないかと危惧したのですが、それは杞憂に終わったようです。
 
これを見る限りでは、まずは自動車保険だけが対象のようです。多分、これで様子を見て、火災保険や傷害保険について検討するのではないかと思われます。
「損害保険商品の比較ガイドライン自動車保険)」
http://www.sonpo.or.jp/about/guideline/pdf/index/hikaku_guideline.pdf
日本損害保険協会 協会のご案内 > 行動規範・指針等)
中身をざっと見たのですが、どうにでも取れる部分があるもののガイドラインとしてはまぁまぁ妥当なものだと思います。
後は、このガイドラインを利用する側の問題です。実際にこのガイドラインに沿った比較情報の公開がされるのは、各損保からこのフォーマットでの自社商品の情報を提供されてからということになると思われます。従って、このガイドラインに基づいた商品比較が行われるのは、もう少し先ということになりそうです。
尤も、自社サイトで保険料見積もりができるようになっており、約款が公開されていれば、自力で調査してこのガイドラインに準じた比較はできそうです。
とは言え、隠蔽体質の三井住友海上火災保険株式会社あいおい損害保険株式会社ニッセイ同和損害保険株式会社が素直に情報を提供するかどうかは見物です。
 
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「保険商品の他社比較(イーデザイン損保のケース)」で書いたことの繰り返しになりますが、スタンスをはっきりさせるため、私の考えを書いておきます。
私は、保険料を含めた保険商品の比較を行うこと自体については、賛成です。ただし、それは公正に行うことが大前提です。歪められた比較なら、ない方がマシです。公正な商品比較が行われるようになることを望んでいます。