各社ディスクロージャー資料公開と遅延から

7月末に各損保(国内社)がディスクロージャー誌を公開しました。
細かい点はおいおい見ていくとして、とりあえず去年に「ディスクロージャー資料のちょっと変わった見方」で行った比較表を作ってみました。

 
公開に関して相変わらず、ダメな会社もあります。
それは、あいおい損害保険株式会社です。ディスクロージャー誌を未だに公開していません。
去年もこの会社はディスクロージャー誌の公開がかなり遅れましたし、今年の利益相反管理方針の公開も他損保に比べて遅かったです。
また、自動車保険などの商品の約款に関しても、三井住友海上火災保険株式会社ニッセイ同和損害保険株式会社と並んで、広く公開する気配は見えません。
この3社に共通することとして、統合や合併の情報も、同時期に統合する株式会社損害保険ジャパン日本興亜損害保険株式会社に比べて、今年度になってからは何も出てこないのは不自然です。
これらの事から、この3社…特に あいおい損保は、会社の体質として情報公開を軽視していると断定して間違いありません。
自社に不都合な情報はまずは隠蔽を第一に考える会社である可能性も高く、信用度は他社よりも劣るものと考えた方が良さそうです。前兆もなくいきなり潰れる会社はこのような会社ですから。