自動車保険の付帯サービス

個人が自動車保険に入ると、ほぼ例外なく付帯サービスの"おまけ"がついてきます。現時点の各社のメインの自動車保険の付帯サービスについて、一覧にしてみました。
と言っても、名称だけですが。
細かい中身は、またヒマなときにでも調べようと思っています。
 

大手6社の自動車保険の付帯サービス


 

ダイレクト系損保の自動車保険の付帯サービス


 
"契約内容による縮小あり"とは、自動車保険の契約内容によって付帯サービスの一部が提供されなくなることを示しています。
"契約内容により不適用"とは、自動車保険の契約内容によって付帯サービスを提供しないことを示しています。
数年前はよくこのような区別があったような気がしますが、今は少数派です。
ダイレクト系損保でこういう区別をしていないのは、「区別すると却ってめんどくさいから!」というような気がしますが、ウラ読みしすぎでしょうか。
 
 
さて、付帯サービスに関する最近の記事では、以下があります。
自動車保険を見直そう(5) 付帯サービスを確認しよう」
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/fp/fp080724.htm
(読売新聞 2008.7.24)
 
損保会社のサイトには書かれていない付帯サービスに関する本質が書かれた良い記事だと思います。
ただし、記事全部を鵜呑みにするのは危険です。特にこのあたり↓は。

自動車保険で提供されるサポートメニューや付帯サービスは、各社で様々です。最後に、東京海上日動火災保険の「トータルアシスト(総合自動車保険)」の例を紹介します。次の6種類をすべて利用できます。

例として東京海上日動の付帯サービスを出していますが、この会社のサービスは仕組みがちょっと変わっていて一般的ではありません。
それは、一部のサービスについて付帯サービスのように見せながら、実は特約による補償だという部分です。当然、補償なので特約保険料を払う必要があります。
将来的には、東京海上日動のような方式が主流になるかもしれませんが、現時点で付帯サービスを特約でまかなう会社は私が調べた限りではありません。(特約がある場合は特約による補償を優先させて、そのサービスは提供しないという会社はあります。)
 
また、記事中の「次の6種類をすべて利用できます。」に関しては、正確とは言い難いです。
↑で書いたように特約でまかっているサービス(補償)については、その特約を外せば当然サービス(補償)は提供されなくなります。
ついでに、他のサービスで利用できなくなるものもあります。
具体的には、その特約は「弁護士費用等補償特約」,「人身傷害諸費用補償特約」です。
これは、ちゃんとパンフレット*1に書いてあることです。
これらの特約のいずれかを外した総合自動車保険は、"トータルアシスト"ではなく"トータルアシストミニ"というペットネームになるからこの記事内容で正確であると主張するなら、反論はしませんが。

*1:パンフレットには特約のペットネームが書いてありますが、ここでは正式名称で書いています。