日本興亜損保の「くるまの安心サービス」

今回は、先ほど「事故・故障時諸費用の補償と付帯サービスのレッカー移動の関係は?」の最後に書いた日本興亜損保の"カーBOX"の話です。
 
"カーBOX"の付帯サービスである「くるまの安心サービス」の中に以下のものがあります。

レッカーただいま参上サービス

事故や故障により自力走行が不能となった場合に、現場から50km(実走行距離)以内の修理工場まで、レッカーによるけん引を無料で行います。

諸費用ただちに応援サービス

事故や故障によりお車が自力走行不能となった場合に、宿泊施設や代替交通機関などの手配を行うとともに、故障の場合は、各種費用(宿泊・帰宅・搬送)を所定の額を限度にサービスします。

「カーBOX サービス」
http://www.nipponkoa.co.jp/catalogue/car_box/cb07.html
日本興亜損害保険株式会社)
 
一方で、事故・故障付随費用保険の補償として、以下のものがあります。
この事故・故障付随費用保険は、同社サイトの見積りを試した感触では必ず補償されるもののようです。
不担保特約も存在しないようですし。

搬送・引取費用保険金

事故・故障の発生地から最寄りの修理工場までの搬送や、お車の修理が完了した後、お車を自宅などまで搬送または引き取るために必要な費用について10万円を限度にお支払いします。

臨時宿泊費用保険金

自宅から遠方での事故・故障により、ホテル・旅館などに宿泊せざるを得なかった場合に1泊分の宿泊料(飲食費用を含みません。)について補償の対象となる方1名あたり1万円を限度にお支払いします。

臨時帰宅費用保険金

事故・故障の発生地から帰宅するため、または当面の目的地へ移動するために必要な電車賃などの交通費について補償の対象となる方1名あたり2万円を限度にお支払いします。

「カーBOX 事故・故障付随費用保険」
http://www.nipponkoa.co.jp/catalogue/car_box/cb04.html
日本興亜損害保険株式会社)
 
見てのとおり、内容はほとんど重複しています。
事故・故障付随費用保険の補償を現物給付すれば、くるまの安心サービスの内容になりそうです。
 
これらのことから、『カーBOXの付帯サービスの「くるまの安心サービス」の一部は無料サービスではなく、事故・故障付随費用保険の補償である』と推測されます。
もしそうだとすると、東京海上日動のトータルアシストと同じ方式ということになります。
# 昨日書いたことを早くも自分で否定することになってしまいました。
 
東京海上日動は潔く特約による補償だとはっきり書いているのですが、日本興亜損保のサイトにはそのような記述は見当たらないので確証が持てませんけど。
 
残念ながら日本興亜損保のサイトからは普通保険約款・特約どころか、パンフレットや重要事項説明書すら入手不可能です。従って、↑の内容はかなりの憶測を含んだものとなっています。