地震保険改定に異議申立

損害保険料率算出機構より11月28日に地震保険改定の届け出がなされたのですが、それに対して全国建設労働組合総連合旭化成建材株式会社が異義申立をしたとのことです。
地震保険の基準料率に対する異議申出に係る意見聴取の開催について」
http://www.fsa.go.jp/news/20/sonota/20090212-2.html
金融庁 2009.2.12)
どんな申立をしたのかは、現時点では不明です。
正直言って、今回の地震保険改定は、火災保険改定に引きずられた必然的なものであって、地震保険自体からの主体的なものではありません。そのあたりの話は、既に「地震保険の改定」で書いたので、今回は触れませんけど。
そんな改定内容のどの部分に対して、異議を唱えたのか非常に興味があります。
しょうもない内容なら、却下された上に、保険に関して素人扱いされ、更に地震保険の普及の邪魔をしたということで財務省国交省に睨まれるというリスクがあるにも関わらず、このようなことをしたのだから、それなりに理由があるのかもしれません。
# 本心では却下されるだろうと思ってますが。
 
余談ですが、相変わらず日経新聞の記事は地震保険改定の本質をまったく捉えていない素人が書いた内容です。確かに、日経新聞のようなうさんくさい素人の記事を信じていたら、異議の申し立てをしたくなる人が続出しても不思議ではありません。
全国建設労働組合総連合旭化成建材株式会社がそのような記事を信じるほどの愚か者ではないことを願っています。
地震保険料率の基準見直し、旭化成建材などが異議」
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090212AT2C1200T12022009.html
日経新聞 2009.2.12)

算出機構は昨年11月28日、ツーバイフォー工法の建物などについて、耐震性が高いとして5割前後引き下げる改定案を発表した。これに対して外壁がALCの木造建物は3割引き上げるとした。