積立保険…振り込みまでの期間

積立保険の契約者貸付の実施までの期間に関する質問が、Yahoo!知恵袋の保険のカテゴリにあって、どんな回答がつくのか興味津々でウォッチしていました。しかし、どうも期待していたほどの明確な回答はつかなそうです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1423097004

東京海上日動火災保険株式会社の積み立て年金をかけているのですが契約貸し付けというのをしたいのですが各支店へ証券と印鑑等を持参すれば当日は可能でしょうか?

ごく一部の保険種目を除けば、積立保険には契約者貸付,自動振替貸付といった保険約款貸付が規定されています。ここで質問者が言っているのは、東京海上日動火災保険株式会社のおそらく年金払積立傷害保険の契約者貸付でしょう。間違っても、財形年金や 401K のではないはずです。
 
特に積立保険では、契約者貸付や解約返れい金がすぐに欲しいというケースが少なくありません。また、満期返れい金がいつ入金されるのかということもよく意識されます。
通常これらのお金は数十万円以上であることから、現金や小切手での支払いはどこの損保会社でも受け付けておらず、契約者が指定した金融機関の口座への振り込みが一般的と思われます。
その振り込みが行われるにはおそらく以下のステップを踏むのではないかと思います。
①.契約者貸付請求の申込書の計上を行う。
②.支払権限を持つ部署がその支払いを承認する。
③.システム上、支払データが作られる。
④.支払データが仕向け銀行に送られる。
⑤.支払データが仕向け銀行から契約者が指定した金融機関に送られる。
質問にあるように当日にお金が欲しいのなら、この①〜⑤の全行程が当日中になされなければなりません。しかし、それはムリだろうと思います。なぜなら、おそらく③が夜間バッチでしょうから、④は②の翌日になるためです。
と、以上の内容が私の認識です。ただし、これは結構古い知識で、ITが進歩した今でも同じなのか疑問です。
この認識を覆すような回答…実態があるかということに興味があったのです。特に、東京海上日動なら尚更その可能性があると思っていたのですが…。
 
余談ですが、貸付の利率は、私の知る限り損保では最低でも予定利率+α%(0.5%か?)です。東京海上日動だからといって、特別に違うということは考えられません。よって、回答に書かれている内容は正しくないと思われます。