保険の更改は通販かも?

かつて、某代理店系損保の社員だった頃、私自身を契約者とした保険(火災保険や傷害保険等)が常時5本くらいありました。ちなみに、営業部門ではなかったので自爆ではありません。でも、自動車保険を除けば、団体扱や団体契約もありませんでしたけど。
私の契約に自動継続は全くなかったので、当然ながら自分が契約者として更改手続きを何度かしました。社内便で送られてきた更改申込書への記入と捺印しかしていないので、大して覚えていませんけど。はっきり覚えているのは、そのいずれもが全て社内便で更改申込書が送られてきただけということです。これは契約者が損保社員だからでしょうか?
 
普通の契約者に対しても、郵送で更改申込書を送って、記入・捺印をして返送してもらうというケースは珍しいものではないと思っています。
郵送や電話だけの手段で契約の締結までをすると、それは通信による販売…つまり通販ということになります。
では、通販特約を付帯しているのか?というと付帯していないはずです。特に、火災保険では、そもそも通販特約の存在自体が珍しかったりします。また、通販特約を付帯したらしたで、いろいろな規制や規約にひっかかってきて鬱陶しかったりもします。特に、保険会社の立場としては、通販特約付帯での販売は認めたくないのではないでしょうか?認可上やばいことになりかねませんから。
しかし、通販特約を付帯しようがしまいが、通信販売であることに変わりはありません。
 
私自身は通信販売に対して肯定的なスタンスですし、実務上何ら問題はないと思います。頭の固いお役人や頭でっかちの古い人がどう考えるかは知りませんが。
この辺りのグレーな部分はきちんと整理されるべきです。ダメならダメとはっきりさせるべきだし、問題ないなら通販特約付帯で通販のルールに則るべきと思っています。