火災保険の各種平均(2007年度)

損害保険料率算出機構の2007年度火災保険統計から、いろんな切り口での平均を出してみました。
「火災保険統計【平成19年度】」
http://www.nliro.or.jp/disclosure/toukei/toukei_h19_01.pdf

目的別保険料です。『第6表 火災保険 住宅物件・一般物件 目的別統計表』の保険料(千円)/件数で計算しています。1年ものだけが対象です。
 住宅物件
  建物  28,392= 54,807,027/ 1,930,402
  家財  12,251= 25,597,917/ 2,089,391
  混合  39,823= 50,877,228/ 1,277,597
 一般物件
  建物  65,896= 77,474,823/ 1,175,719
  動産  32,867= 40,348,496/ 1,227,626
  混合 118,112= 89,391,721/  756,839
(混合…同一証券で建物と家財あるいは動産を引き受ける場合)
建物と家財合計で約4万円、それに地震保険を付けると更に上乗せになりますから、結構な金額になります。勿論、これは平均値なので、構造級別や保険金額によってかなりぶれます。
 
目的別保険金額です。『第6表 火災保険 住宅物件・一般物件 目的別統計表』の保険金額(百万円)/件数で計算しています。1年ものだけが対象です。
 住宅物件
  建物  24,841,449= 47,953,983/ 1,930,402
  家財  6,393,256= 13,358,011/ 2,089,391
  混合  26,223,484= 33,503,045/ 1,277,597
 一般物件
  建物  68,535,150= 80,578,078/ 1,175,719
  動産  24,040,048= 29,512,188/ 1,227,626
  混合 119,047,709= 90,099,949/  756,839
(混合…同一証券で建物と家財あるいは動産を引き受ける場合)
住宅物件だと、建物は約2500万円,家財は約640万円が平均的ということのようです。個人的な感覚からすると、やや高いんじゃないだろうか?という気がします。
なお、住宅物件の最頻値は『第11表 火災保険 住宅物件 保険金額別統計表』によると、"1,000万円超2,000万円まで"です。
 
構造別料率水準です。『第5表 火災保険 住宅物件・一般物件 構造級別統計表』の保険料(千円)/保険金額(百万円)で計算しています。また、最も多いC構造を1とした場合の倍率をカッコ内に示しています。1年ものだけが対象です。
 住宅物件
  A構造 0.67(0.36倍)= 20,671,236/ 30,887,057
  B構造 1.13(0.61倍)= 13,666,949/ 12,079,772
  C構造 1.84(1.00倍)= 83,802,537/ 45,482,642
  D構造 2.08(1.13倍)= 13,252,656/  6,384,145
A構造の低さが飛びぬけています。マンションの場合は水災不担保にするケースが多いでしょうから、それも要因になっているかもしれません。