自動車保険の他車運転危険補償特約

「臨時運転者特約」は被保険自動車の運転者の範囲を拡大する特約ですが、その反対に被保険者が運転する車の補償範囲を広げる特約として「他車運転危険補償特約」があります。この特約は一般的に自動付帯となっています。
ちなみに、「他車運転危険担保特約」という名称が一般的ですが、昨今は"担保"という言葉がわかりにくいとのことで、改定のタイミングで"補償"に置き換えるのが普通です。来年度に約款平明化の対応が完了した頃には、おそらく全社が"補償"に特約名を変えていると思います。
今回は、リテール分野向け自動車保険の「他車運転危険補償特約」の自動付帯状況について調べてみることにします。
例によって、大手社は明らかに自動付帯なので割愛します。なお、日本興亜損保のカーBOX(くるまの総合保険)にはこの特約がありませんが、普通保険約款内で担保しています。
という訳で、主なダイレクト系損保について、調べてみました。
 

ソニー損保の総合自動車保険 Type S

正式名称「他車運転危険担保特約(優先払)」で、自動付帯されるようです。
 

三井ダイレクトの総合自動車保険ダイレクトⅢ

正式名称「他車運転危険担保特約」で、自動付帯されるようです。保険証券の表示上は、「他車運転特約」のようです。
 

そんぽ24の通信販売用総合自動車保険

正式名称「他車運転危険担保特約」で、自動付帯されるようです。保険証券には表示されないようです。
 

SBI損保の個人総合自動車保険

正式名称「他車運転危険担保特約」で、自動付帯されるようです。保険証券の表示上も、正式名称のようです。
 

アクサダイレクトアクサダイレクト総合自動車保険

正式名称「他車運転危険担保特約」で、自動付帯されるようです。
 

アメリカンホームのファミリー自動車総合保険

正式名称「他車運転危険担保特約」で、自動付帯されるようです。保険証券の表示上も、正式名称のようです。
 

チューリッヒのスーパ自動車保険

正式名称「他車運転危険担保特約」で、自動付帯されるようです。
 
以上、調べた範囲において、どの損保も「他車運転危険補償特約」に関しては、存在して自動付帯であることがはっきりしました。ただし、特約の中身までは同じではありません。