監督指針の一部改正

金融庁から、「保険会社向けの総合的な監督指針」について一部改正(案)の公表がされました。
「「保険会社向けの総合的な監督指針」の一部改正(案)の公表について」
http://www.fsa.go.jp/news/20/hoken/20090423-2.html
金融庁 報道発表資料 2009.4.23)
改正の趣旨として以下のとおり書かれています。

今回の改正は、金融安定化フォーラム(FSF)の報告書やG20の行動計画等を踏まえ、保険会社向けの監督指針のリスク管理に係る着眼点について改正を行うものです。

これはもっと具体的に言うと、AIGCDS で救済がなければ破綻するような事態になったため、国内保険会社についても同様の事態になることがないようにチェックしようというのが一番の目的であるように思えます。
後は、現在のように運用環境が悪化した場合に問題が生じないかどうか、再保険先の保険会社が破綻した場合に問題が生じないかどうかについても意図的に見るように追加しているようです。
 
やや泥縄の感が否めません。