次の自動車保険改定

ニュースリリースなどによる情報公開はされていませんが、近々に以下の損害保険会社の自動車保険が改定される模様です。
情報も約款もないので詳細は不明ですが、保険料が改定(多分、全般的に上げ)されるのはほぼ確実と思われ、補償の改定の有無および内容は分かりません。
 

三井住友海上火災保険株式会社

2009年10月始期から
重要事項説明書やパンフレットが「始期が2009年7月1日〜9月30日まで」と「始期が2009年10月1日以降」の2種類用意されています。
重要事項説明書が改定されていることから、保険法対応も実施か?と思ったのですが、内容を見た限りではその気配はありませんでした。
また、自動車保険試算サービスのトップに↓の記載があります。

【10月1日以降保険始期日の保険料試算をなさるお客さまへ】
10月1日以降保険始期日の保険料試算は、8月24日から可能となります。

この改定で保険法対応を実施しないということは、短期間で再び自動車改定をするのでしょう。
 

あいおい損害保険株式会社

2009年10月始期から
8月2日の「業界横並びと各社マターの境目(自動車保険の安全装置割引)」の末尾に、平成21年10月1日以降始期の分の自動車保険見積サイトの準備ができていないことから、そのタイミングで改定が予定されている可能性が高い旨を書きました。
現在は、自動車保険見積サイトの準備ができているようで試算可能となっています。
入力項目自体の違いで、保険料に影響のありそうなところは次の箇所です。
「盗難防止装置」の有無が「イモビライザー」の有無になっています。東京海上日動のようにイモビライザーのみを盗難装置防止割引の対象に変えた可能性があります。
同居の子供の年齢の項目がなくなっています。同居の子供追加担保特約を廃止した可能性があります。
 
改定後のパンフレットも入手可能です。
そのパンフレットに NEW と記載されている内容として、次のものがあります。
「傷害一時金給付保険」…どうも搭乗者傷害の医療保険金(部位・症状別)と同じものを人身傷害に上乗せするというもののようです。ひょっとしたら、これを新設して、搭乗者傷害を廃止しているのかもしれません。
「車両保険の無過失事故に関する特約」…車対車で無過失ならノーカウント事故にするという特約です。比較的最近の話では、イーデザイン損保自動車保険がこれです。
「買替時諸費用補償特約」…一定条件を満たした車両事故で、90日以内に車を買い換えた場合に限って、保険金を上乗せして支払うという特約です。ディーラーの要請で作った特約かもしれません。
三井住友海上と同じで、この改定で保険法対応を実施しないようですから、短期間で再び自動車改定をするのでしょう。
 

日本興亜損害保険株式会社

2009年12月始期から
同社の保険料の試算画面に赤字で↓の記載があります。

>> 2009年12月(平成21年12月)の自動車保険改定により、現在ご契約の自動車保険の満期が12月1日以降の場合、10月29日まで本サービスはご利用になれません。

なお、今のところ、これ以外に改定を示すものは見つかりませんでした。