イーデザイン損保とNTT関連

NTTファイナンス株式会社イーデザイン損害保険株式会社の14.99%の株を持つ株主です。その割には、イーデザイン損保に NTT 関連のビジネスはないように思っていたのですが、以下のキャンペーンが行われていたようです。
イーデザイン損保が「DCMX」のドコモポイント特約店を開始」
http://www.edsp.co.jp/company/company_010/2009/2009_08_31.pdf
イーデザイン損害保険株式会社 ニュースリリース 2009.8.31)

◆キャンペーン期間:2009年 9月1日 〜 9月30日
◆資格:携帯クレジットサービス「DCMX」「DCMX GOLD」を契約されている方
◆特典:上記キャンペーン期間中に、イーデザイン損保自動車保険をお申し込み後、DCMXで保険料をお支払いいただくと、通常時に付与される1,500ポイントに1,000ポイントを加算した、合計2,500ポイントが付与されます。

一般にキャンペーンの景品については、金銭そのものは当然として換金性の高いものもNGです。同様に、ポイントであっても、日本生命保険相互会社のサンクスポイントのような一定の物品のみとの引き換え可能なものならともかく、現金同様に何にでも使えるものはNGだろうと思います。
何故かというと、換金性の高いものを景品とすることは保険料の割り戻しとして、保険業法第300条(保険契約の締結又は保険募集に関する禁止行為)第5号に抵触するからです。
では、このキャンペーンのポイントは?と調べてみると、換金性はないようです。さすがにきちんとチェックしているようです。
 
NTTグループには株式会社エヌ・ティ・ティ・イフというネットの保険代理店があるので、そこでイーデザイン損保自動車保険を大々的に販売するのかと思っていたのですが、現在の状況を見る限りではそれはないようです。
イーデザイン損保自動車保険の保険料は、6月に「イーデザイン損保の自動車保険の保険料 」「イーデザイン損保の自動車保険の保険料(続き)」で書いたとおり、保険料が高くなるゾーンでは価格優位に立ちますが、保険料が安くなるゾーンでは代理店系損保よりも高くなることがあります。
従って、普通のダイレクト系損保が取り合っている比較サイト経由からの契約数はそれほど多くならないと思います。寧ろ、保険料が高いゾーンに入る人たち…20歳未満や低等級や高額車両所有・高料率クラス車両所有の人たち…をターゲットにした方が効果的のはずです。
契約者情報を持っているネット代理店である NTTif を利用して、特定の層に絞って積極攻勢をかけるのかと思ったのはそういうわけです。
ただ、もしかしたら表だってやっていないだけで、裏でメールなどでやっているかもしれません。