メディケア生保設立準備

住友生命保険相互会社三井生命保険株式会社が共同で設立する生命保険会社の準備会社に関するニュースリリースが10月1日にされています。
 
「新たな生命保険会社設立に向けた準備会社の設立について」
http://www.sumitomolife.co.jp/news/091001b.pdf
住友生命保険相互会社 ニュースリリース 2009.10.1)
http://www.mitsui-seimei.co.jp/corporate/news/pdf/20091001_01.pdf
三井生命保険株式会社 三井生命ニュース 2009.10.1)

会社名 メディケア生保設立準備株式会社
設立日 平成21年10月1日
生保開業予定 平成22年度上期
本社所在地 東京都江東区深川1−11−12 住友生命清澄パークビル
代表取締役 寺粼 啓介
資本金等 30億円(資本金・資本準備金各15億円)
出資比率 住友生命保険相互会社 80%
     三井生命保険株式会社 20%

5月23日に書いた「住友生命と三井生命の新生保会社」から見て、それほど新しい情報はないようです。
ただ、資本金に関しては 5月22日でのマスコミ報道によると 250億円とされていたのが、実際には 15億円でした。
ということは、規模や位置付けに関しては見方をかなり変えざるをえません。生保会社で資本金15億円というのはかなり小さいです。死亡保険や入院保険しか扱っていないライフネット生命保険株式会社(約66億円)やSBIアクサ生命保険株式会社(約63億円)と比較しても 1/4 以下です。
このことから、メディケア生命では、生存保険(含む年金)を扱うことはできないものと思われます。また、住友生命や三井生命の販売主力を移す意図も感じられません。あくまで、おまけ的存在として作ったのでしょうか。それとも、この準備会社に資本金をつぎ込む余力がないのでしょうか。
ただし、10倍以上に増資することになれば話はまったく変わってきます。もうしばらく様子見です。