ディスクロージャー資料のちょっと変わった見方

損保協会のサイトにディスクロージャー誌の宣伝があったので、各社のサイトでディスクロージャー資料を見てみました。残念ながら、2008年のものはまだどこの会社も出していませんでした。おそらく、もうしばらくしたら出るのでしょう。
せっかくなので、大手6社について2005〜2007年に発行された内容でちょっと変わった切り口で集計してみました。
 
収保/人数の項目は、正味収入保険料÷従業員数を表示しています。
こうして見ると、東京海上日動は単にシェアが大きいだけでなく、筋肉質な会社であることが見て取れます。
一方で、日本興亜損保は年々贅肉がついていっている感じです。株主総会前の一悶着の時にサウスイースタン社は兵頭社長になってからダメになったと言っていましたが、これを見るとその前の松澤社長のときからダメだったのではないかと思います。
 
 
もう1つおまけにこの6社は全て数年前に合併した会社なので、2007年発行のディスクロージャー資料で役員の出身を調べてみました。ただし、損保ジャパンとあいおい損保は記載がなかったので、対象外です。
 

東京海上日動

取締役・執行役員監査役…49名

 東京海上出身…38名
 日動火災出身…7名
 外部    …4名
 

三井住友海上

取締役・執行役員監査役…46名

 三井海上出身…19名
 住友海上出身…19名
 外部    …8名
 

日本興亜損保

取締役・執行役員監査役…36名

 日本火災出身…26名
 興亜火災出身…3名
 太陽火災出身…1名
 外部    …6名
 

ニッセイ同和

取締役・執行役員監査役…29名

 同和火災出身…16名
 日本生命出身…10名
 外部    …3名
 
東京海上日動とニッセイ同和は、まぁこんなもんかなといった感じがします。三井住友海上は、きれいに半々でいかにも調整してます!といった感じです。日本興亜損保は、当時対等合併だったのに今こうなっているということは社内に妙な政治が働いているといった印象を受けます。