チューリッヒの自動車保険改定(2010年4月)

チューリッヒ保険会社の保険法対応についてお知らせが出ていたので、同社のスーパー自動車保険について見てみました。
「保険法制定に伴うお知らせ」
http://www.zurich.co.jp/aboutus/news/news/nw100125.html
チューリッヒ保険会社 お知らせ 2010.1.25)
お知らせにあるとおり、約款をざっと見た感じでは本当に保険法対応のみが行われている様子です。
平明化については、前回であらかた済んでいるため、今回は残っていた細かい箇所のみ手が入っているようです。
また、保険法対応で変更されている項目は、他社と同じでこれと言って特別なことはなさそうです。
 

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見過ごしていたのですが、チューリッヒは2009年6月始期で自動車保険の約款を大幅に改定しています。ざっと見た感じでは、補償内容そのものは概ね変更していないように見受けられますが、特約の廃止や普通保険約款への盛り込みと平明化が行われているようです。
ただし、補償内容の細かい点について、この時に一部変更があったようです。以前に2009年7月で比較した際の項目で以下のものが、2009年6月改定で変わっていました。
「業界横並びと各社マターの境目(飲酒運転と自動車保険)」(2009.7.12)で免責となる飲酒運転の定義について書きましたが、2009年6月改定で「酒酔い運転」→「酒気帯び運転」に変更されています。
「業界横並びと各社マターの境目(他車運転の別居の未婚の子)」(2009.7.14)で書いた他車運転における別居の未婚の子が運転していた場合の補償対象ですが、これは「無」→「有」になっています。また、以前の約款では、「他車運転危険担保特約」にて定めていたのですが、2009年6月改定でこの特約は普通保険約款の各補償条項に盛り込まれて消滅しています。