ビジネスモデル特許「フルオートキャッシュレス方式」

三井住友海上ビジネスモデル特許をとったそうです。
2007年12月に特許登録されたらしいので、今更ニュースリリース?って気がしないこともないのですが。
 
「賃貸入居者向け火災保険に関するビジネスモデル特許を取得しました」
http://www.ms-ins.com/news/h20/news_0717_1.html
三井住友海上保険株式会社 ニュースリリース 2008.7.17)
 
これは、不動産業者をやっている大型代理店にとって事務ロードの削減効果はかなりありそうです。
本来は代理店がやる業務を保険会社がやる(うまくどちらもやらなくていいようにしたのか)ということと、そのことに対するリーガル面での理屈付けがポイントなのではないかと思います。
単純に代理店の業務を保険会社が肩代わりするだけじゃ、大問題ですから。
 
ただ、賃貸するときに保険をセット販売することがないように常に意識しなければなりません。
そうしないと抱き合わせ販売ってことになって、また金融庁に怒られる羽目になります。
 
 
実はこの話は、日刊工業新聞の記事にあったのですが、それを読んでも何故それがビジネスモデル特許に値するものなのか全然分からなかったので、スルーしたのです。
「大手損保、販売システムや社内業務の特許取得し高度化」
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1020080710135daaj.html
日刊工業新聞 2008.7.9)

三井住友海上火災保険は賃貸住宅入居者向けの火災保険について、代理店が利用する販売システムに関するビジネスモデル特許をこのほど日本で取得。通常、賃貸借契約と保険契約は別に扱われるが、退去時に契約者が電話で連絡するだけで保険停止手続きが完了する仕組みを取り入れるなど、両契約をシステム上で連携させたことがポイント。代理店や契約者の保険に関する手続き作業の低減につながる。

まぁ、確かに三井住友海上のリリース資料を読むと、この記事は強ち間違いじゃないと分かるのですが、何もなしでこれだけ読んでも分からんよなぁと今でも思います。
 
三井住友海上の自社サイトでのニュースリリースのタイミングを見ると、この日刊工業新聞が宣伝したせいであちこちから照会が入ったので、ええい一々答えるのは面倒だ!ってことで出したのでしょう。