SBI損保の開業来の数字

4月27日にSBIホールディングス株式会社が2008年度の決算情報の更新をしており、その中に2008.1.16〜2009.4.23のSBI損害保険株式会社の数字が出ていました。
「2009年3月期 SBIホールディングス決算説明会資料」
http://www.sbigroup.co.jp/investors/library/presentation/pdf/presen090427.pdf
（SBIホールディングス株式会社　株主・投資家の皆様へ > 決算情報 > SBIホールディングス　2009.4.27）

契約件数・収入保険料とも順当に伸びているようです。ここで気を付けるべきなのは、この件数のほとんどが他社からの切り替え契約であるということです。自社更改は開業して１年以上経たないと入ってこないし、どうやら純新規は2009年1月からしか受け入れていないようだからです。つまり、この数字の分だけ確実に既存損保の契約がSBI損保にほぼコンスタントに流れているという見方もできます。
ソニー損害保険株式会社が契約数を伸ばしていることは昨日の「ソニー損保の2008年度の数字」で触れましたが、SBI損保もこの逆境の環境下で伸ばしていると言えます。
なお、開業して約１年３か月ですから、さすがに利益は出ていないようです。通常は５年で単黒・10年で累損一掃と言われますから、あと３年は赤字でも特段異常という状態でもないでしょう。