契約内容の適正化(1)

世間では「保険料取り過ぎ問題」と言われている件の調査結果が7月4日に各損保社(行政処分を受けた会社)から出されました。
どんな傾向があるのか調べようと思って、とりあえず大手6社の内容を見ました。また、ヒマな時にでも見た結果と考察を書こうと思います。
 
1点気になったのは、損保ジャパンの自動車保険における「ゴールド免許割引の適用漏れ」です。
 
「火災保険等の適正な募集体制に係る点検について」
http://www.sompo-japan.co.jp/news/download/200807041500.pdf
(株式会社損保ジャパン  2008/7/4)
 
上の資料によると、

ゴールド免許割引の適用漏れ 71.4%
安全装置割引の適用漏れ   27.5%
用途・車種の誤り       1.1%

となっています。
この71.4%を件数ベースに換算すると、約10万件になります。
 
明らかに件数が他社に比べて多いです。(1桁ほど違います。)
安全装置割引漏れとか盗難防止装置割引漏れとかが多いなら理解できますが、ゴールド免許かどうかなんて見れば誰でも簡単に分かるものがこれほど多いのは損保ジャパン固有の何か根本的なところに問題があるのではないかと疑われます。