損保業界再編=前哨戦=(其の五)

ライバル会社の統合の話を受けてでしょうか。株式会社損害保険ジャパンも統合に向けた準備に取り掛かったようです。
 
「損保ジャパン、持ち株会社検討 10年春移行めざす」
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hotnews.aspx?site=MARKET&genre=c1&id=AS2C3000W%2030122008
日経新聞 2008.12.31)

損害保険ジャパンは経営形態を持ち株会社体制に移行する検討に入った。関係当局の認可を前提に、早ければ2010年春の移行をめざす。生命保険、資産運用など損害保険以外の事業を拡大するねらい。損保業界の再編に対応しやすくなる効果も期待している。

ここで持ち株会社の形態をとろうとしているということは、現在持ち株会社制になっていない他社をぶら下げることが目的と考えられます。すると、自ずとターゲットは日本興亜損害保険株式会社ということになります。
日本興亜損保にその気がなくとも、損保ジャパンならサウスイースタン・アセット・マネジメントと組んで強引に行くかもしれないと思っています。最初は、当面の間は合併しないことや役職員の現状の待遇を約束して、下にぶら下がるように話を持ちかけるのではないでしょうか。