2008年交通事故死者数

警察庁のサイトにて、2008年の交通事故死者数に関する資料が公開されています。
「平成20年中の交通事故死者数について」
http://www.npa.go.jp/toukei/koutuu45/20090107_1.pdf
警察庁 新着情報 2009.1.7)

○ 平成20年中の交通事故死者数(24時間以内)
 5,155人(前年比−589人、−10.3%)

去年下期は、人を撥ねた上に引きずったまま運転して殺害するという事件がいくつかあったのが印象に残っていますが、交通事故死者数自体は前年に比べて約1割減だったようです。
この資料は、交通事故から24時間以内に死亡した人だけをカウントしているので、必ずしも交通事故に起因して死亡した人をカウントしているわけではないのですが、それでもここ10年は明らかな減少傾向で、去年は1995年の死者10,679人の約半分にまでなったとはちょっと意外でした。しかも、交通事故件数自体は 1995年は761,789件、2008年は765,510件とほぼ同じです。つまり、単純に考えると事故が起こっても負傷で済むようになってきたと言えます。
とすると、死者数の減少に最も貢献したのは、自動車メーカーのような気がします。
 
私個人としては行政には、交通事故総数を減らすことも頑張ってほしいけど、悪質な事故(故意,重過失なんか「事故」ではないと思ってますが)をなくす工夫をしてほしいと思います。
また、自動車保険でも特別危険料率というのもありますが、それで充分なのだろうか?とも思っています。