アニコム損保のペット保険をソニー損保が販売

アニコム損害保険株式会社のどうぶつ健保ふぁみりぃ(ペット保険)は、今年1月9日からインターネットで契約できるようになりました。
多分、単にインターネットで契約できるようにするだけでは、契約数が伸びないことを理解していたのでしょう。ソニー損害保険株式会社と業務提携して、販売することにした模様です。
 
「アニコム損保とソニー損保が業務提携」
http://www.anicom-sompo.co.jp/company/news/news_090115.html
アニコム損害保険株式会社 ニュースリリース 2009.1.15)

アニコム損害保険株式会社(代表取締役社長:小森伸昭、以下「アニコム損保」)は、ソニー損害保険株式会社(代表取締役社長:山本真一、以下「ソニー損保」)を販売代理店とする業務提携を行い、1月19日よりソニー損保を通じてペット保険『商品名:どうぶつ健保ふぁみりぃ』の販売を開始することとなりましたのでお知らせいたします。

 
「ペット保険の販売開始」
http://from.sonysonpo.co.jp/topics/news/2009/01/20090115.html
ソニー損害保険株式会社 NEWS&TOPICS 2009.1.15)

ソニー損害保険株式会社(社長:山本真一、以下「当社」もしくは「ソニー損保」)は、2008年12月24日にアニコム損害保険株式会社(社長:小森伸昭、以下「アニコム損保」)と募集業務および事務の代行に関する契約を締結し、ペット保険の販売を開始します。

 
ペット保険というのは、比較的新しい分野で、近年伸びているようです。確か、動物保険は昔からありましたが、保険の目的にしていたのは競走馬くらいでペットはやっていなかったと思います。そもそも、昔にはペットに被保険利益があるという考え自体が一般的ではなかったのも保険がなかった大きな要素と思われます。
ソニー損保は自動車保険(総合自動車保険 Type S)と医療保険(傷害および疾病危険担保特約付がん保険)の通販が有名ですが、ディスクロージャー資料の正味収入保険料を見ると火災,海上自賠責にも数字があります。
そのソニー損保がアニコム損保の代理店になってペット保険を売るということは、自社でペット保険を作る意思がないということだろうと思います。確かに特殊なノウハウが必要そうですし、今更ペット保険に参入しても既存会社と競合して勝つのは困難でしょうし、損害調査体制の構築も手間とコストがかかりそうです。
そう考えると、双方にメリットのある業務提携のような気がします。