明治安田生命の「保険がわかるサイト」

本日付で、明治安田損害保険株式会社が「保険がわかるサイト」とやらをオープンするとのことなので、見に行ってみました。
「生命保険ご説明WEBサービス「保険がわかるサイト」を開設!」
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2009/pdf/20090403.pdf
(明治安田損害保険株式会社 ニュースリリース 2009.4.3)

明治安田生命保険相互会社(執行役社長 松尾 憲治)は、2009年4月6日から、営業職員チャネル以外の新チャネルへの取組み強化として、生命保険ご説明WEBサービス「保険がわかるサイト」を開設します。
従来、当社のインターネットを通じたお客さまへの生命保険の説明機能は、当社ホームページにおける商品ラインナップ、資料請求機能、および一部商品における保険料試算等の機能のみとなっていますが、今回、別パッケージ化し、より利便性の高いコンテンツ構成を実現した専用サイトを新たに開設するものです。
当サイトは、生命保険の基礎知識、ご加入を検討されるにあたっての各種情報、保険料等見積り機能、商品検索機能等、さまざまなコンテンツを新設・拡充させており、生命保険および当社商品について、よりわかりやすく、より詳細にご検討いただけることが可能となりました。
また、本サイトにて「資料・見積り請求サービス」をご利用いただいたお客さまに対し、資料郵送ならびに専任コミュニケーターによる電話でのご連絡を実施するとともに、お客さまからご要望があった場合の営業職員による説明や5月から開設予定の来店型店舗のご案内を通じて、日頃面談が困難なお客さまとの接点づくりも行ないます。

目的は、どうも生保レディ以外のチャネルを開拓することのようです。
本命は、5月の来店型店舗かと思われます。特にことわられてはいないのですが、きっと直営店舗なのでしょう。
生命保険はニーズ喚起を要する商品だから逐一客を捕まえに行かなければならないという理屈を昔聞いたような気がするのですが、もはや生保レディだけに頼っていてはジリ貧なのは目に見えているので、ここらで将来性のあるチャネルを作りたいというのも分かります。
ただ店を作るだけでは弱いので、ニーズ喚起の部分をこのサイトでやろうということのようです。
 
その「保険がわかるサイト」は↓です。
http://www.meijiyasuda.co.jp/find/
確かに、Web専用として作られているだけあって、デザイン面ではまあまあ良いと思います。
また、前面に出されている切り口が保険商品ではなく、ライフスタイルというのもよく考えられていると思います。
そして、以前に「保険の基本問題に関するWG(12/19)」の時に書いた「保険会社の「契約のしおり・約款」比較評価表」の最高点が明治安田生命だったと記憶しているのですが、その評価を受けたご契約のしおり(約款)がここに公開されています。中を見ると、確かにスペースにゆとりがあり、読み易く、好評価だったのもうなずけます。とにかく詰め込めば良いというスタンスで作ったものとはまったく違います。
ただ、約款自体の解説に関しては、あまりWebに適した形ではされていません。この点では、現時点では日本生命保険相互会社の方が上ですが、公開されている商品の数ではるかに明治安田生命の方が上回っています。
ただ残念ながら、ライフスタイルから、どんな保険商品をどのように利用すればいいのかつながっていません。これが課題の1つだと思います。
もう1つは、ご契約のしおり(約款)がPDFファイルだということです。これは、紙の原稿をそのままPDFにしただけだと思います。勿論、ないよりははるかに良いのですが、Webのメリットを最大限に活用するなら、ニッセイのようにした方が良いと思います。